突発性難聴

片方の耳の聴覚が、耳鳴りなどを伴いながら低下する病気、突発性難聴。症状や原因、治療法などについて解説します。

耳鳴りを片方だけに感じたら突発性難聴?

厚生労働省が指定する特定疾患のひとつで、難病指定も受けている突発性難聴。ある日突然、片方の耳が聞こえなくなる、もしくは聞こえにくくなる症状のことを言います。

多くの場合、症状を起こした方に耳鳴りを伴い、めまいや吐き気を併発する方も。徐々に聞こえなくなるというものではなく、いつ何をしているときに発症したかが明確です。

また、進行が早いことも大きな特徴のひとつ。中には、診察を受けようと待合室で待っている間に、症状が悪化してしまうという例も。一刻も早い治療を受けることが望まれます。

突発性難聴に至る原因とは

現在の医学を持ってしても、突発性難聴の正確な原因は分かっていません。以下の4つが、有力な仮説として挙げられます。

  • 血管障害説

血栓などができ、内耳の毛細血管に血液が行き渡らなくなることを原因とする説。血管拡張剤の投与が症状の改善につながることが多く、この仮説の根拠となっています。

この説に従えば、再び血管障害が起こった場合、再発してもおかしくはありません。

しかし、突発性難聴は再発しないのが特徴。矛盾点が生じてしまうため、あくまで仮説とされています。

  • ウイルス感染説

風邪などのウイルス侵入を原因とする説。ステロイドの投与が症状の改善につながる、というのがこの仮説の根拠です。

発症前に風邪のような症状を伴うケースが多いこと、おたふく風邪やはしかといったウイルス性の疾患が、突発性難聴を引き起こしている事にも由来しています。

  • ストレス説

ストレスや疲労を原因とする説。耳以外に何の神経症状も見られないため、仮説として挙げられています。

明確な医学的根拠を示すことができない弱点もありますが、多くの突発性難聴は過度なストレス下におかれたときに発症します。

  • 生活習慣説

野菜不足の人が多く発症することから、食生活などの習慣が原因ではないかとされています。

偏った食生活は、いかなる病気の原因にもつながります。突発性難聴の一因として、生活習慣が背景にあったとしても、不思議ではありません。

この他にも仮説は多く存在しますが、なんらかの原因を背景に、ストレス等が引き金となって発症している、と考えるのが妥当かもしれません。

治療はどのように行うのか?

薬物療法によって治療を行います。原因とされている「血管障害」や「ウイルス感染」に対して、血流の改善を図るための薬、または炎症を抑えるためのステロイドなどを投与します。

治療による改善状況は、症状の重さよりも発症してからの期間による部分が大きいとされています。

発症してから2日以内の治療を推奨する医師もいますが、一般的に1週間以内であれば完治する可能性は高くなっています。なお、症状改善のためのタイムリミットは、2週間以内と言われます。

予後は「完治」「耳鳴りなどの後遺症を持つ」「改善の見込みなし」の3通りに分けられ、治療を開始した時期によって大きく変化します。後遺症と言っても日常生活に支障が出るほどのものではないため、心配はいりません。

いずれも、突発性難聴になったと感じたら、早期に治療を受けることが大切だと言えるでしょう。

このサイトについて

このサイトでは、耳鳴りでお悩みの方に向けて、さまざまな改善方法を解説しています。

耳鳴りはさまざまな原因が複合して起こっている場合もあり、病院で治療を受けてもなかなか治せないケースも。

放置していると、めまいや頭痛などの症状につながる危険性があり、決して軽く見ることはできません。早めに対処するのが賢明です。

耳鳴りを改善するには、どんな原因があるのかを正しく把握し、根本的な解消法を探ることが大事です。

このサイトの情報を、皆さんの耳鳴り解消に役立ててもらえれば、嬉しく思います。