自覚的耳鳴と他覚的耳鳴

耳鳴りは大きく、自覚的耳鳴りと他覚的耳鳴りの2種類に分けられます。それぞれの症状と原因、治療法を解説します。

耳鳴りの種類によって原因が変わる?

原因や病気の可能性を探る上で、ご自身の耳鳴りがどのような種類に当てはまるのか、判断する必要性があります。

そこで知っておきたいのは、耳鳴りは大きく2つのタイプに分類されるということ。

自分のみが聞こえる「自覚的耳鳴(じかくてきじめい)」と、他人も聞くことができる耳鳴り「他覚的耳鳴(たかくてきじめい)」です。

耳鳴りが他人にも聞こえるということは、知らなかった方も多いのではないでしょうか。それぞれの耳鳴りが「どのような症状」で「なぜ起こってしまうのか」を理解することで、原因となる病気を特定することに一歩近づくことができます。

自覚的耳鳴(じかくてきじめい)とは

耳鳴りの中でも、その音が自分のみにしか聞こえないものを、自覚的耳鳴と呼びます。

他人に聞こえない音というと不思議に思えますが、その原理は至って単純なもの。耳から脳にいたる神経回路が働き、まるで音が鳴っているかのように感じるのです。

あくまで主観で感じているだけで、実際に音は鳴っていないため、他人に聞くことはできません。

自覚的耳鳴である場合、病気を原因とするものとそうでないものの2つに分けられます。

  • 病気が原因のもの

突発性難聴やメニエール病の発作を起こすと、自覚的耳鳴が聞こえる場合があります。このタイプの耳鳴りは、原因となっている病気を取り除くことで治るケースがほとんどです。

主に薬物療法がとられ、脳の血液循環を良くする薬や筋肉の緊張を取り除く薬、精神安定剤などが用いられます。

  • 病気が原因ではないもの

就寝する直前などの静かな環境にひとりでいる際、自覚的耳鳴を発症する例も多く見られます。

意識すれば気になり、意識しなければ聞こえなくなる程度のものなので、とくに治療の必要はありません。原因が病気ではないため、もちろん健康な人にも起こります。心配する必要はありません。

他覚的耳鳴(たかくてきじめい)は他人にも聞こえる音

耳鳴りは自分にしか聞こえないと思われがちですが、この他覚的耳鳴は自分だけではなく、他人にも聞こえるタイプの耳鳴りになります。

聴診器や管などを患者の耳にあてることで、同じ耳鳴りを医師も聞くことができるのです。

他覚的耳鳴りは、音のタイプによって大きく2つに分けられます。

  • 一定のリズム音で聞こえる間欠的な耳鳴り

「コツ、コツ、コツ…」というように、リズムを打って聞こえるものは、筋肉の痙攣が原因。耳の周辺の筋肉が、リズムを打って痙攣するために聞こえてきます。

治療には、筋肉の緊張を取り除く薬の投与、または筋肉の腱を切る手術などが行われます。

  • 音が途切れずに聞こえてくる持続性のある耳鳴り

「ザーー…」「サーー…」など、音がつながって聞こえるタイプ。原因のひとつとして、高血圧などの循環器障害が考えられます。

動脈や静脈を流れる血液の音が、耳鳴りのように聞こえてくるのです。薬により血圧を下げるなど、原因を取り除くことでほとんどの場合はおさまります。

このサイトについて

このサイトでは、耳鳴りでお悩みの方に向けて、さまざまな改善方法を解説しています。

耳鳴りはさまざまな原因が複合して起こっている場合もあり、病院で治療を受けてもなかなか治せないケースも。

放置していると、めまいや頭痛などの症状につながる危険性があり、決して軽く見ることはできません。早めに対処するのが賢明です。

耳鳴りを改善するには、どんな原因があるのかを正しく把握し、根本的な解消法を探ることが大事です。

このサイトの情報を、皆さんの耳鳴り解消に役立ててもらえれば、嬉しく思います。